クラブ遊び
Grand Theft Auto : The Ballad of Gay Tony (2009)
Grand Theft Auto ⅣのDLC第二弾。ニューヨークをモデルにしたリバティーシティの華やかなナイトライフを表現するため、DLCながらグラフィックの向上が行われておりロックスターゲームスの心意気を感じる。
ストーリーやキャラクターは、陰鬱だった本編とは打って変わって非常に痛快。主人公ルイス・ロペスは、師匠でありビジネスパートナーのトニー・プリンス a.k.a ゲイ・トニーが経営するナイトクラブのマネージャー兼ボディガード。因みにGTAシリーズで唯一定職に就いてる主人公である。
左から、ゲイ・トニー、ルイス・ロペス
このゲイ・トニーは名前の通りゲイなんで日本語字幕だとオネエ言葉で話す。ナヨナヨしてっけど立派なクラブの経営者。
実際にクラブで遊ぶことも出来る。マネージャーだから酒代は店持ちだ。バーカウンターで軽くショットを流した後は、VIPルームでシャンパンの一気飲みバトル。
VIPを潰せ
酔いも回ってきたところでダンスフロアに向かう。ここでうまく踊れば女のコが寄ってきてトイレでSEXさせてくれる。I Luv LC
デスコでヒーバーするべ
今作には『メゾネット9』『ヘラクレス』『バハマ・ママズ』の三つのクラブが存在する。それぞれに個性があり、やはりロックスターの心意気を感じる。
『メゾネット9』はゲイ・トニーがオーナーのナイトクラブ。3つの中で一番オシャレ。 ちょっと前までニューヨークにあった『Bungalow 8』っていうクラブがモデルらしい。ここで流れてる、エレクトロ専門チャンネル『Electro-Choc』のラジオDJがFrancois K (フランソワ ケヴォーキアン)なんだからこのゲームはすごい。邦ロックで例えたらE.YAZAWAぐらいの重鎮(適当)
『ヘラクレス』もゲイ・トニーがオーナーのクラブ。ロゴを見れば何となく分かるけど、ゲイクラブである。中に入ると大勢のフレディマーキュリーがお出迎え
古き良き70年代ディスコみたいな感じ。モデルはどこなんだろうか、ロゴ的にもパラダイスガラージかな
ここで流れるのが、ディスコ〜アーリーハウス専門チャンネル『K 109 The Studio』っていうのもニクイ演出。そんでラジオDJはCHANELのデザイナーとして有名なカール・ラガーフェルドなんだからスゴイ。セレブの華麗なるミックスに酔いしれよ。
アンチGTAの俺の母ちゃんも彼が関わっていると知って驚いていた。
『バハマ・ママズ』はリバティーシティ屈指のチャラ箱。これといって言うことはない。Eric Prydzの『Pjanoo』が流れてテンション上がる。GTA TBoGT - Eric Prydz - Pjanoo ( Club Mix ) - YouTube
現代アート
Fallout 4 (2015)
日本においては2003年に発売されたGTAIII以降、NPCの人体欠損表現は一種のタブー感あったんだけど、ここ数年の洋ゲーは平気で人間がバラバラになる。
バラバラのマネキンに見えてこれはこれで不気味(GTAIII)
前作Fallout 3では非人間の欠損表現はあったんだけど、人間様は五体満足で死んでゆく。身ぐるみ剥いで爆発四散させてえなぁと俺の高校時代はフラストレーション爆発寸前だった。ゴア描写の為に規制のない海外版を買うことも考えたけど、それはキモいしヤバい奴かなと思い、なぜか俺も自主規制。
ゴア表現が世間に受け入れられた例
そんで今作では一切の表現規制なし。グラフィックも美麗になり、臭ってきそうな肉塊は非常に不快。俺がキツかったのはスーパーミュータントの拠点に散在する、ミートバッグと呼ばれる奴らの食料の中を漁る作業。
スーパーミュータント。顔は恐いけど知能が低いので「オレツヨイ!オマエコロス!」みたいな片言で話すから少し可愛い。
このミートバッグの中身を近づいて見てみると、人間含め色んな生物の肉片がぶち込まれてる。これがホントにグロいんだけど、この中には弾薬や貴重な資源が入っているため、嫌でも近づいて調べなくてはいけないのだ。鳥肌立たせながらアイテム探して一喜一憂。こんなことゲームでしか体験できない。
不快指数MAX
待望の欠損表現は純粋に爽快感にも繋がっていた。わかりやすい例は「スイカ割り」そんな感じのカタルシス
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おしまい
新人類
F-ZERO GX (2003)
幼き頃から大乱闘スマッシュブラザーズではキャプテンファルコンを選んできた。理由はジャッジドレッドに似ててイカすから。軟派な任天堂キャラの中でもこいつとサムスは俺の癒し。
GC時代までは任天堂ハードからも硬派な漢のゲームが結構出てたと思うんだけど最近はオス臭さがなくて寂しい。このゲームはまだ臭い立つ黄金時代の任天堂から出た一本である。(ハードの売上は暗黒時代)
開発は据置き前二作から変わってセガの開発子会社『アミューズメントヴィジョン』プロデューサーは龍が如くの名越稔洋。
この人ゴリゴリの整形顔だけど、見ようによっては往年の洋ゲーキャラみたいな顔になってるからゲームクリエイターだしオーケー。なんならゲームのキャラクターになりたかったのかもしれない。 フランス人形になりたくて自分のことを「カスタム」する人もいることだし。
往年の洋ゲーキャラ
ゲームの難易度はキャラクターのヴィジュアル以上にハード。全車種、全コース、全パーツをコンプするのには並大抵のセンスでは厳しい。俺は諦めてプロアクションリプレイ使った並大抵センスの持ち主。
ストーリーモードではキャプテンファルコンのほのぼのとした日常を体験することになる。最終話でこの世を創り出した創造神とレースするっていう急にブッ飛んだ展開になるんだけど、このコースががまぁムズイ。
壁なし落ちたら即ゲームオーバー 邪悪なレインボーロード
晴れてクリアするとエンディング。めっちゃエモいプログレをバックにキャプテンファルコンの旅は終着する。
F-Zero GX Story Mode Ending Theme - YouTube (サントラ未収録曲)
イントロのエレピが難所を思い出させクソ泣ける。
パルスのファルスのルシがパージでコクーン
FINAL FANTASY XⅢ (2009)
一度も開けず長年家に放置されていたFF13で遊んでいる。
RPGが苦手な俺でもモリモリ進めるレベルデザイン。無駄を省き過ぎたシステムや、ほぼ一本道のマップは最高。人によっては低評価の要素になるけど、軽い気持ちで始めたからか楽でありがたい。
PS1時代に片手用コントローラーってあったけど、このゲームで使いたかった。カットシーンとかインゲームのグラフィックも美麗で結構制作費かかってそうだけどテキトーに遊びたい。そんな気にさせる贅沢なゲームだ。
空いた手で何をするか、鼻ほじれるし、食事できるし、シコれるし、スマホ弄れる。
因みにSFCから出た任天堂非公認エロゲ『SM調教師瞳』ではこんなブレイクスルーを起こしていた。
ストーリーの味気なさはもはや粋。主人公たちの小っ恥ずかしい茶番劇も段々癖になってくる。特に好きなのが主人公のライトニングと脇役のスノウのやり取り。ライトニングの妹とスノウは婚約してるんだけど、「お前に妹はやらん!」→「そんなこと言わないでよ姉さん」→「姉さんと呼ぶな!」みたいな。
ヴィジュアルからは想像できない昭和風情の女主人公ライトニング
妹とスノウがイチャイチャするカットシーンもいい。二人のバカップルぶりはクレヨンしんちゃんのミッチー&ヨシリンを思い出す。
スノウと主人公の妹
個人的に一番盛り上がったのが、第8章の歓楽都市ノーチラス。アフロのおっさん(子持ち)を操作して仲間のギャルと二人でテーマパークをデートするっていうイカれたチャプターなんだけど、この世にないテーマパーク感でバックトゥ童心。
おっさんと仲間のギャル
背徳感を感じながらおっさんをロールプレイ
そしてBGMはまさかの日本語
Kokūn de Chokobo Yume Womiyouyo コクーンdeチョコボ~夢をみようよ~ - YouTube